心臓から糖尿病、肝臓デトックスにまで効果的！

原産はヨーロッパ、北アフリカ、中東、そしてアジアの温暖な地域。古代エジプトではフェンネルの種子と共にペストの治療に利用したりインドでは赤痢の治療などに使われてきました。抗菌や抗炎症の作用が高く、古くから根と樹脂の部分を生薬として使用し、下痢や高熱の改善に役立ってきたハーブです。

主な成分はベルべミン、ビタミンC、チアミン、ベータカロテン、ゼアキサンチン、ルテイン、コバルト、クロミウム、亜鉛などが含まれています。

主な効果:昔から伝染病の治療に利用され高い抗菌効果を持っています。喉の痛み、気管支炎、鼻炎などの他、尿路感染症、胃腸の感染症の症状改善に効果的です。

心臓
バーベリーに含まれるベルバミンという成分は、虚血（局所的な貧血）状態から血流が回復される時にひき起こされる組織のダメージから心臓を守る働きを見せます。また、高血圧、不整脈、心筋症や心房性細胞（不整脈の一種）などの症状改善に役立つ事が報告されています。

糖尿病
バーベリーに含まれるベルベリンと一般的な糖尿病の薬であるメトフォルミンを比較する研究があります。患者にベルベリン500mgを一日に2～3回、3か月間摂取させたところ、血糖値のコントロールや脂質の代謝は、メトフォルミンと同様に効果があったと報告され、血糖値降下にも役立つ成分である事が分ったそうです。

肝臓と胆嚢
バーベリーには肝臓や胆嚢をキレイにする作用がある上、胆汁の生産を促す働きもあります。胆汁は胆嚢に蓄えられ、脂肪の消化を助ける役目を持っています。またバーベリーは便秘の解消も緩やかにサポートして、消化機能を正常化する助けとなります。

ペルーでは、創傷治癒とその抗炎症および消毒特性のために伝統的な医学で使用されています。